地球へ・・・ 24(最終回) 1/2

地球へ・・・ 24(最終回) 1/2


地球の緑の陸。






キース・アニアン
結論は出たか?



いいえ。



ん!



まだです。



ミュウの長として
グランド・マザーに問う。
人類とミュウの共存はなぜ認められないんだ?



ミュウの殲滅は我に与えられし
絶対命令だからだ。

かつて人類は繁栄の名の下に
あらゆる物を破壊し
絶滅させてきた。
ついには自らを育んだこの星さえも。

そして・・・
気づいたのだ。
人類こそが悪である事を。
我は人類が作りし
最後の良心である。

SD体制は人類の欲望を制御し
世界に恒久的な秩序と調和をもたらした。
だがこの体制に反発する者が出現した。
それがミュウ。
お前たちだ。

がん細胞のように増殖し
人類を駆逐する様子。
故にお前たちは根絶される。



待て!
僕達は調和を乱す存在ではない!



このプログラムを変更できるのは
そのために作られた完璧な人間のみ。
答えを聞こう。
人類は我を必要や否や?



キース!
僕らは理解しあえる!
その事はきみが一番わかっているだろう?



お前は人類の・・・
真の愚かさを知らない。



そんなことは無い!
僕は人間に育てられた。
人間もミュウも基本は同じだ!



では尚の事
SD体制はやめる訳にはいかない。



ぅ・・・

なぜだ?



基本が同じならば
その欲望は抑えねばならない!
SD体制をやめれば
人類の欲望を宇宙全体に解き放つ事になる!



ぅ・・・



さぁ!
ミュウの力で私の心臓を止めてみろ!
お前にはそれができる!
ミュウが生き残るためには
人類を殲滅するしかない!



きみはそれでいいのか?
キース。



私は人類である以上
それが運命だ。
逃れようにないな。
SD体制は人類の欲望を封じ込めた
パンドラの箱だ。
つぶす気なら中身ごとつぶせ!






下では何が行われているんだ?



グランド・マザーは
国家主席以外のコンタクトを拒否している。
我々にはどうしょうも無い。



まぁマザーのところに行ったんだ。
マザーがうまくやってくれるさ。



(何だ?
この不安感は?)






若者は待つ事に慣れておらんな。



グランパを心配しているだけだ。
あんたらは心配じゃないのか?



そりゃ心配だよ。
だが今はソルジャーを信じて
待つしかないだろ?
ま、気分転換でも。







こちらは自由アルテメシア放送です。



?!



これから我々は国家主席
キース・アニアンが
私達に託した記録を
全て放送します。



シャー



諸君
今日は一個人
キース・アニアンとして話をしたい。
諸君らは疑問に思ったことだ。

なぜマザーはミュウ因子を排除しないか?

これに対して私は
その排除が現在科学をもってしても
困難であると説明してきた。
だが・・・
それは嘘だ。







ぁ・・・



何だって?



どういうことじゃ?!



ミュウ因子を排除することは出来る。
だがそれを行ってはならない。
マザーはそうプログラムされている。

話はSD体制以前にさかのぼる。
その頃最初のミュウ因子が発見された。
ある者はこれを進化の必然とみなし
ある者は進化の気まぐれの一つにすぎないと論じた。
が、結論はでなかった。

将来世界の指導権を握るのは
ミュウか?
人類か?
そこで壮大な実験が行われた。

ミュウ因子を残したまま
管理切断を行い
ミュウ化したものはこれを排除する。

もしミュウが進化の必然でなければ
このストレスによって自然消滅する。
しかし
彼らは生き残った。



そんな・・・
馬鹿な・・・



何だって?!



我々が進化の必然・・・?!



だがSD体制にミュウを受け入れるためのプログラムは
存在しない。
プログラムは完璧ではないからだ。
マザーに全てをゆだねていられる時代は終わった。

これからは一人一人が
何をすべきか考え行動せよ。



ドン



キースめ。
こんな事をすればどうなるか
わからないのか?!



大佐・・・






各地で戦線が崩壊していく。



戦闘を放棄した艦隊が多数。



我々はミュウに敗れたという事か?



そうでは無いだろうが
戦い続けるのは不可能だ。
少なくとも軍人は
自分の考えで勝手に動く訳にはいかない。






なぜ?
なぜだ?
なぜキースは今になって宣言を?



あんな言葉で人類が立ち上がると思ったのか?



賭けたのです。



え?!



人類が人として立ち上がる
最後のチャンスを作ったのです。



そして賭けに負けた。



パシ



何しやがる?!



それはソルジャー・シンに対する
侮辱でもあります。
ソルジャーも今
賭けているのです。

ここで。
地の底で。
人類とミュウの未来を。



ぁ・・・






えぃ!

てゃ!



なぜだ?
なぜ他の道を模索しようとしない?!



道があればとっくにやっている!



人類の暴走を抑える力が必要なら
僕らがその力になる。



綺麗ごとを言うな!
能力的に劣る人類は
劣等種に成り下がれというのか?



そうじゃない!



こうして戦っていても
お前は本気を出していない!
それが現実だ!

てやぁ!



ぁ・・・

ぅ・・・

きみだって本気じゃない。
なぜ銃を使わない?



プシュ



うわぁぁぁ!!!



体制の即応は承認された。
これより我がシステムは
フェイズ4に移行される。



キース・・・
信じて・・・
人を・・・
ミュウを・・・



キース・アニアン
ジョミー・マーキス・シンを討て。

これより我がシステムは
ミュウ因子の排除と
現存ミュウの殲滅を敢行する。



キース
僕を・・・
ミュウを信じて・・・



黙れ!
黙れ!
なぜ力を使わない?!
ミュウの力を!



僕はきみと話し合うために来たんだ!



命令を実行せよ。
キース・アニアン。
命令を・・・



うるさい!
もう私の心に触れるな!



ズキュン



キース・・・



私は自分のしたいようにする。



理解不能。
キース・アニアン
ジョミー・マーキス・シンを討て。



彼を放せ!
あなたは時代遅れのシステムだ!
もういい!



精神解析終了。



うわ!



キース!



キース・アニアンは
ミュウにより精神汚染の可能性あり。



違う!
ミュウたちの生き様を目にした時
人は自らを省みずにはいられなくなる。
ただそれだけだ!

ミュウ化の傾向が認められた場合
フェイズ4条件下ではこれを
速やかに処分すべし。



ぅ!



キース!



マザー・・・



処分終了。



貴様・・・
機械め・・・

うわぁぁぁ!!!






地震だ!
でかいぞ!



地殻エネルギー上昇中!



何が起こっているんだ?!



プシュ



グランパ!



トォニィ
感じたのですか?!
ソルジャーを。



一瞬だった・・・
強い怒り・・・
だけど悲しい・・・
感情が白熱してて
とても近寄れなかった。



トォニィ
ジョミーを助けて。



(全てのミュウよ!
僕に力を!
地の底へ
テラへ向けて!)



うわぁぁぁ!!!



愚かな・・・
破滅への力・・・
力を欲望への誓い・・・



我、欲望を制御し
世界に秩序を・・・





posted by temari-cat at 10:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 地球へ・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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