Angel Beats! 2 2/2

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ギルド連絡通路 B13



水攻めね。



こいつ
カナヅチだったのか。



出口はこっちだ!
来い!






ギルド連絡通路 B15



ぷは。
はぁはぁはぁ。



ぷは!



はぁはぁはぁ・・・
ほら。



ありがとう。



ゆり!
こっちだ!



椎名さん?



行きましょう。







ぁ?
何であんなもんが?



あれは!



あぁぁぁぁ!!!
子犬が流されている!



えぇぇ?!



椎名さん
駄目!



ドボン



あぁぁぁあ!

不覚!
ぬいぐるみだったぁ!



椎名さんまでトラップの犠牲に・・・



あれも天使用トラップかよ?!
つか一目で気づけよ。



かわいい物に対する誤認は
彼女の弱点よ。



へぇ。
意外とかわいいとこあるんだな。

でも大丈夫なんだろ?
彼女も。



ぇ?



ぁ・・・
ぁ・・・






ギルド連絡通路 B17



残ったのはあなただけね。



そうみたいだな。



ぁ・・・



本当の軍隊なら
みんな死んで全滅じゃない。
ひどいリーダーね。



ぁ・・・
仕方無いだろ?
対天使用のトラップだ。
これぐらいじゃなきゃ意味ねぇよ。

ぁ・・・
あの・・・
ちょっと休んでいかないか?



そうね。
服も乾かしたいし。



あんな連中をよく統率していられるな。
どうしてあんたがリーダーに選ばれたんだ?



初めにはむかったから。
それだけの理由よ。



天使にか?



そう。

兄弟が居たのよ。



ぁ?



あなたには無い
記憶の話よ。



この世界に来る前の・・・
生きていた時の話か?



そう。
あたしを含めて4人兄弟よ。
あたしが長女で下に妹が二人
弟が一人居たわ。

両親の仕事がうまくいってたこともあって
すごく裕福な家庭だった。
自然に囲まれた
まるで別荘のような家で暮らしてた。

夏休みだったわ。
両親が留守の午後
見知らぬ男たちが家の中に居たの。
真夏なのに暑そうな目だし帽をかぶってね。

一目で悪いことをしに来たんだわって
わかったわ。
あたしは長女として
絶対にこの子達を守らなくちゃって思った。
でも
かないっこ無いじゃない。

連中はもちろん金目の物狙いよ。
でもやつらは見つけだせなかったの。
むやみに窓ガラスやテレビを壊したりして
苛立ちを見せ始めたわ。
連中があたしたち兄弟にとって
最悪のアイデアを思いついたのよ。



おねぇちゃん。
あんたは長女だ。
家の大事な物のありかぐらい
教えられているだろ?

地震が来たらそれを持って逃げなさいだとか
強盗さんがやってきたら
それを差し出してお帰り願いなさいとかさ。
聞かされた覚えあるだろ?



知らない・・・
そんなもの・・・
知らない・・・



さぁ
それを探しておいで。

僕らが気に入らなかったら
この子たちとは悲しいことだけど
一人ずつお別れになってしまうよ。

一人につき10分。
10分ごとに一つ持っておいで。



あたしは必死に家の中を探し始めた。
頭がひどく痛かった。
吐き気がした。
倒れそうだった。

あの子達の命がかかっているんだ。
探し出さなきゃならないんだ。
けど
あいつらが気に入る
価値のある物なんてわからない。



ぁ!
時間が・・・
急がないと・・・
急がないと・・・

この一番大きな壷を持っていこう。
ぅ・・・
重い・・・

これだけ重かったら
きっとすごい価値があるに違いない。
ぅ・・・
ぁ・・・



ゴトゴト

ガシャン



ぁ!
ぁ・・・



警察が来たのは30分後。
生きていたのは私一人だった。



ぁ・・・



別にミジンコになったって
かまいはしないわ。
私は本当に神が居るのなら
立ち向かいたいだけよ。
だって・・・
理不尽すぎるじゃない。

悪い事なんて何もしていないのに・・・
あの日までは立派なお姉ちゃんでいられた
自信もあったのに・・・
守りたい全てを30分で奪われた・・・
そんな理不尽って無いじゃない・・・

そんな人生なんて・・・
許せないじゃない・・・



強いな。
ゆりは。



ぁ・・・



俺の記憶がそんなのだったら
とっとと消えてしまいたくなるかもしれない。
でも・・・
ゆりは抗うんだな。



そうよ。



なぁ
一つだけ聞いていいか?



何?



ゆりはどうして死んだんだ?



ぅ・・・
あぁ・・・
馬鹿ね!
自殺なんかじゃ無いわよ!
自殺した人間が抗うわけ無いじゃない!
それにこの世界に自殺した人間は居ないわ!
さ、行きましょ。
あなたは私が守るわ!






よっ!



ぁ!
ここがギルド?!



ギルド最深部



ゆりっぺだ!



来た!



無事だった!



こいつらがここで武器つくってんか?



あの罠の中
たどり着きやがったか。
ゆりっぺ!



さすがだな。



そんな事より天使は?



さっきまで進行は止まっていたが
また動き出したようだ。



ゴゴゴゴゴ



またかかった。



近い・・・



ゆりっぺ・・・



ここは破棄するわ。



そんな?!
正気か?
ゆりっぺ。



そうだぜ。
武器が作れなくなってもいいのかよ?!



大切なのは場所や道具じゃない。
記憶よ。
あなたたち
それを忘れたの?!



ぁ・・・
いや・・・



どういう事だ?
ゆり。



この世界では命あるものは生まれない。
けど形だけのものは生み出せる。
それを構成する仕組みと
作り出す方法さえ知っていれば
本来何も必要無いのよ。
土くれからだって生み出せるわ。



だがいつからか効率優先となり
こんな工場でレプリカばかり作る仕事に慣れきってしまった。



チャーさん・・・



(こいつも高校生なのか?)



本来あたしたちは
形だけの物に記憶で命を吹き込んできた筈なのにね。



なら
オールド・ギルドへ向かおう。
長く捨ておいた場所だ。
あそこには何も無いが
ただ土くれだけは山ほどある。
あそこからなら地上へも戻れる。



ここは?



爆破だ。



え?!



天使はオールド・ギルドへは
渡らせん。
あそこは俺たちが帰れる唯一の場所だ。



しかし・・・



おぉ・・・



すぐ上だぞ。



持って行くのは記憶と
職人としてのプライド
それだけだ。
違うか?
おまえら?!



はい!



よぉし!
爆薬を仕掛けるぞ。
チームワークを見せろ!



おぉ!



次のトラップはもう無いぞ。
急げ!



ゆり!
どこへ?



時間稼ぎよ!






よっ



あら来たの?
怖く無いの?



下に居てもやる事無いからな。

来やがった。



いくわよ。



ガードスキル
ディストーション



あぁ・・・



対応が早すぎる!



ぇぃ!

ぇぃ!



いつの間に・・・
あいつ接近戦でもやりあえるのか?






弾詰め!



こんな所でいいのかよ?



いいからやれ!



そぉれ!



早く上げ!
いくぞ
どうした!



ガードスキル
ディス・・・



ぁ!



くっそぉ!



ぁ!
音無君!



二人ともどけ!



あんたたち
やれば出来るじゃない!
そんなの簡単には作れないわよ!

音無君
こっち。



いくぜ!



総員退避!



撃て!



やったの?



砲台大破・・・
ってやっぱ記憶に無いものは
適当には作れねぇ。



適当に作るな!



天使が起きるぞ!



お前たち
これで何とかしろ!



中隊急げ!

全員退避完了!



よし。
ギルドを爆破する!
いいな。



やって。



爆破!






何年ぶりだろうな。
本当に何もありゃぁしない。
ははははは。
笑えら。



オールドギルド



壁をつついたらどれだけでも
土くれは落ちてくるわよ。



ひでぇ寝ぐらだよ。



またひとつよろしく。



あぁ。
よぉし!
とっとと始めるぞ!
お前ら!



おぉ!



馬鹿ども。
お目覚め?

ギルドは破棄
天使ごと爆破したわ。

総員に告ぐ。
至急オールド・ギルドへ。
武器の補充はそこで急ピッチで行う。

天使が復活する前に
至急オールド・ギルドへ。
繰り返す。
急げ。
馬鹿ども。



(思わず助けちまった。
何やってんだ?
俺。)



あたしは本当に神が居るのなら
立ち向かいたいだけよ。
だって理不尽すぎるじゃない。
苦しすぎるじゃない。



(お前・・・すごいよ。
みんながついてくる訳だ。
立派にリーダー
出来てるよ。)






次回予告



[c6]
・・・なぜ新曲が
バラード?



[c37]
クライスト
とお呼びください。



[c40]
天使の
住処だ。



[c83]
・・・好きな
歌が
歌えなかった・・・



[c76]
すげぇ
熱だった。



[c62D]
あとあと、
盛り上がる
のはですねー、
Alchemy!



[c118]
記憶
ナシオッ



[c330]
じゃぁ
何が
起きた
って言うんだ



[c167]
ちょっと
お前らの事
見直して
きたところなによっ!



[c326]
最悪の
設定だ



[c219]
天使、
出現しました



[c231]
・・・ここまでね



[c245]
・・・それに
さわるなぁーッ!



[EPISODE.03]
My Song




タグ:Angel Beats!
posted by temari-cat at 11:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | Angel Beats! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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